ユーコンツアー 4日目 さらばドーソンシティ、ただ今ホワイトホース |
2015年9月6日(日)
わずか睡眠3時間ほどでこの日もスタートです。眠い。こんなペースで最後まで持つのでしょうか。
朝食もさほど進まず。しかし、カナダの人たち、薄着すぎです。我々日本人はダウンベストやらヒートテックやら着こんで調整しているのに、周りには半袖短パンの男や、ノースリーブの姉ちゃんやらがわんさか居るのです。何かが狂っています。
さてこの日は、午前中は昔のゴールドラッシュの名残りを巡る観光で、昼には飛行機に乗ってドーソンシティに別れを告げてまたホワイトホースに戻り、夜は二回目のオーロラ鑑賞というスケジュールです。
チェックアウトを済ませバスに乗り込んで、いざ「金の亡者どもが夢のあと」ツアーの開始です。この日も天気はどピーカンで、黄葉と青空のコントラストが見事でした。
そして、かつて金が初めて発見されたという川っぺりなどを見た後は、いよいよ砂金採り実体験が始まりました。小さいパエリア鍋みたいなのをひとり一つ渡され、水が入った大きい桶みたいところで米をとぐように何度も水を入れては捨ててと繰り返し、最後にはようやくほんの数粒の金が出てそれをお土産に頂く、という観光施設でした。全員採れるように仕込んでいるのだとは思いますが、実際にゴールドの粒が見えた時はちょっと嬉しかったです。
金の亡者ツアーも無事終わり、ドーソンに帰り昼食です。ここで初めてまともに全員で自己紹介となりました。女性の友人同士2名は、北見からご参加のKさんと、札幌からのHさん。Kさんは元々東京の方らしいのですが、Hさんはイントネーションなどがつんと懐かしい香りがこれまでずっとしていたので札幌と聞いてやはりと頷きました。Dご夫妻は横浜からのご参加で、なんとおいちゃんの母校のある駅のひとつ隣の駅の町の方でした。北海道のお二人といい、わずか7名ツアーでなんとまあ、妙な縁があることでしょう。おひとり参加のマダム、Iさんは御年80!でてっきり未亡人と思いきや、ご主人が居て仕事のため来れなかったとのこと。マダムも現役で仕事をしているとのことですが、何の仕事なのかは最後まで「シークレット」と教えてくれませんでした。きっとこのマダムも何かの縁でどこか繋がっていることでしょう。他の方からしてみたらうちが一番謎だったらしく、「新婚さんかしら」なんていう噂までたっていたとのこと。こんなオヤジつかまえて新婚さんなんてよく言いますよと。
自己紹介も終わってよりいっそう和やかな雰囲気でドーソンシティを出発し、ホワイトホース行きの飛行機に乗るために空港へ行きました。これが、北海道の無人駅並みの小さい空港でした。
例によって飛行機はここ始発ではなく、もっと北から来るのを待って乗り込むのですが、なかなか到着せずけっこう待たされました。ようやく来た飛行機はなんとプロペラ機。しかも全席自由。おいちゃん、おそらく幼い時に乗ったであろうYS11以来のプロペラ機だと思います。
夕食までまだ時間があるということで、大工さんが地元のスーパーマーケットに案内してくれました。2年くらい常温で持つスモークサーモンがオススメとのことでうちも購入しました。
初日に泊まったGold Rush Innにチェックインした後、この日の夕食をとりにAntoinette'sというレストランへ向かいました。
我々のサーモンは、普通に焼いてくれるだけでいいのに、ちょっと余計な手間を加えちゃってて残念という感じでした。バイソンはけっこう評判良かったので、ひとつバイソンにすればよかったとちょっと後悔しました。そして相変わらずデザートが余計でした。ビールと交換して欲しいなあ。
夕食も終わりオーロラまでちょっと仮眠をとって、二度目のオーロラ鑑賞へ出発しました。今夜はN嬢や大工さんの会社の持っている施設での鑑賞で、ホワイトホースから30分ほど走ったところにあります。休憩所がモンゴルのゲルみたいな雰囲気で、横には中でたき火が出来るインディアンティピーもあり、いい感じでした。
肝心のオーロラは、、、この日もバッチリ拝めました!二打席目も出塁です。こんなについていていいんだろうか、という感じでした。しかも図々しいことにだんだんオーロラに慣れたというか、出ているのが当然みたいな良くない傾向になってきた感じも若干ありでした。
この夜もオーロラをたっぷり堪能してホテルに戻り、昼間買ったワインを寝酒に短い睡眠につきました。明日も朝から観光です。かなり疲れてきた頃です。