2016 真夏の山陽・四国の旅 その6 うどんと渦 |
うどん県の朝がやってきました。当然ながら朝からこのソウルフードを求めて出動です。以前おばちゃんが友人の結婚式で香川を訪れた際にジモティーの新郎に連れて行かれたというお店を、かすかな記憶をたどりながら目指しました。
先ずは辛い大根おろしをのせたうどんからスタート。「夏大根は辛いからほどほどに」と言われながら食べてみると確かに辛い!でも美味し!
一軒で終わりなどという勿体ないことはありえず、次のお店へ。こちらではぶっかけうどんを頂きました。やはり美味し!
でもおばちゃんいわく、何か変だと。どうやら丸亀製麺を東京でも食えるようになったせいか、かつて食べた時のような、強烈な麺のコシに対する驚きと感動が今回は薄れた、とのこと。たしかにコシだけは丸亀の方があったような無いような。まあ、それでも本場で食えたという満足感をおいちゃんは得られました。
うどんを二軒はしごして腹も落ち着いたところでさて観光と、瀬戸大橋記念公園へ行ってみました。本州と四国を繋ぐ橋3本中で唯一この瀬戸大橋だけは今回通る予定は無く、こちらで眺めるだけとなりました。間近で見るとデカくてかなりスケールです。いつかクルマで通りたいものです。
次に向かうは源平合戦の舞台でもあった屋島です。こちらには第84番札所である屋島寺もあるので、この旅唯一のお遍路(もどき)参拝もしました。
それにしてもこの日も暑かったです。そんな中、犬を連れているヤツはどこにでも居るものです。ワンコどもの肉球が心配でなりません。アホな飼い主への怒りも増すばかり。
ここ屋島での源平合戦は、那須与一の扇の的や義経の弓流しなど有名なエピソードの残る古戦場なのですが、景色を見ても今となっては単なる海沿いの町の風景です。自分なりに義経などがあそこで戦ったのだとイメージを膨らませるしかありませんでした。桂浜のように、「義経」OA中はきっとタッキーファンでごった返して居たのでしょうが、この日はまさに「ツワモノどもが夢のあと」状態でした。
屋島を後にして、次は徳島県に向けて出発です。香川県から徳島県に入ると、若干海の色がエメラルドグリーンっぽい青から少し濃い青に変化しました。どちらにしてもとても美しく、魚影が濃くて何でも釣れそうな気がしてきます。
この日最後の目的は、鳴門の渦潮です。潮の干満によって毎日見ごろの時刻が変わり、この日は午後は16:30だったのでそれを目指して手前にある鳴門スカイラインを快調に走りました。ちなみにこの道は、屋島で走った屋島ドライブウェイとともに「日本百名道」に選出されています。お目当ての時刻にはまだ早かったので、途中のリゾートホテルでお茶を頂きました。景色は素晴らしく、テラス席も広々としていて桜が現役であれば確実に気に入っていたと思います。しかしながらおばちゃんが頼んだシフォンケーキが温かく、「なぜに温かいのだろう」とずっとつぶやきながら食べていました。
渦潮を見るには、遊覧船に乗って間近で見るか、鳴門と淡路を結ぶ大鳴門橋の上から覗きこむかですが、我らは今回後者でした。ところどころに人が乗っても大丈夫(と謳っている)ガラスがあってそこから海面が見えるのですが、結局びびってそのガラスには乗れず終いでした。この渦潮、自分が高所恐怖症ということもありますが思った以上に迫力があって大満足でした。
渦潮を後にして、今宵の宿泊地である徳島へ。夕食は有名どころの居酒屋に行ってみると混んでいて座敷しか空いていないとのことだったので、ぷらぷら歩いて探し当てたちょっとキレイめの居酒屋へ入ってみました。それがかなりの大当たり、刺身も煮物もスイーツもかなりのクオリティで気持ち良く酔っ払い、四国最後の夜は終わったのでした。